建設業許可の「モノ」とは?営業所要件をわかりやすく解説

前回は、建設業許可の要件のうち「ヒト(人材要件)」について解説しました。
今回は、「モノ(営業所要件)」について詳しく解説します。


■ モノ(営業所要件)とは?

建設業許可における「モノ」とは、
事業の実態があることが求められます。

具体的には、以下の2つが必要です。

① 営業所(建設工事の請負契約を継続的に行う営業所)
② 社会保険の加入(令和2年10月1日 建設業法改正により追加)


■ ① 営業所(建設工事の請負契約を継続的に行う営業所)

なぜ営業所が必要なのか?

営業所要件が設けられている理由は、
事業の実態と責任の所在を明確にするためです。

もし営業所がなければ、

・トラブル時に連絡が取れない
・責任の所在が不明確になる
・実態のない業者が参入する

といった問題が発生するおそれがあります。

そのため、一定の要件を満たした営業所を設けることが必要とされています。


営業所として認められるポイント

・独立したスペースがあるか
・継続的に使用できること(レンタルオフィスは注意)
・事業の実態があること

※申請時には営業所の写真提出が必要となるほか、現地調査が行われる場合もあります。
※自宅兼事務所などは注意が必要です。


■ ② 社会保険の加入

こちらは、令和2年10月1日の建設業法改正により追加された要件です。

建設業許可を取得するためには、社会保険への適正な加入が求められます。
具体的には、以下のとおりです。

・健康保険・厚生年金保険
→ 適用事業所に該当する場合は、すべての営業所について加入

・雇用保険
→ 適用事業所に該当する場合は、すべての営業所について加入


■ まとめ

「モノ(営業所要件)」は、

① 営業所(建設工事の請負契約を継続的に行う営業所)
② 社会保険の加入

の2つが必要です。

「モノ」の要件は、事業の実態と社会的信用を確認するためのものです。

「ヒト」の要件に比べるとハードルは高くないかもしれませんが、
不備があると許可されませんので、しっかりと備えましょう。


「自宅を営業所にできるか不安」
「今の事務所で許可が取れるか知りたい」
という方は、お気軽にご相談ください。

現地状況や契約内容を踏まえて、
許可取得の可否や改善点について具体的にご案内いたします。

次回は「カネ(財産要件)」について解説します。

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将徳山村