
前回は、建設業許可とは何か?について解説しました。
今回は、建設業許可の要件について解説します。
建設業許可に必要な要件は、
①ヒト! ②モノ! ③カネ!
です。
建設業の要件は、建設業法第7条に規定されていますが、
実際に「ヒト・モノ・カネ」と記載されているわけではありません。
要件は5つや6つに分類して説明されることも多いですが、
重要なポイントを整理すると、大きく3つに分けることができます。
そこで今回は、建設業許可の要件について「ヒト・モノ・カネ」という3つの視点から、
初めての方にもわかりやすく解説します。
「自分が許可を取れるのか」を判断する第一歩として、ぜひご覧ください。
では、なぜ建設業許可に「ヒト・モノ・カネ」が必要なのでしょうか。
それは、発注者や社会を守るために設けられている重要なルールだからです。
■① ヒトが必要な理由(人材要件)
建設工事は、専門的な知識や経験が不可欠です。
仮に、十分な知識や経験がない事業者が施工した場合、
重大な欠陥や事故につながるおそれがあります。
そのため、
・経営業務の管理責任者(経営のプロ)⇒適切な経営判断を担保
・専任技術者(工事技術のプロ)⇒技術面の品質を担保
という役割が求められています。
つまり「ヒト」の要件は、工事の安全性・品質を確保するためのものです。
■② モノが必要な理由(営業所要件)
モノとは、常時建設工事の請負契約を締結する事務所(営業所)のことです。
これは、事業の実態と責任の所在を明確にするために必要です。
もし拠点が曖昧だと、
・トラブル時に連絡が取れない
・責任の所在が不明確になる
といった問題が発生します。
そのため、
・独立した営業所
・継続的に事業を行う体制
が求められています。
※自宅兼事務所でも認められるケースはありますが、一定の要件を満たす必要があります。
「モノ」の要件は、事業の信頼性・継続性を確保するためのものです。
■③ カネが必要な理由(財産要件)
建設工事は、数百万円から、内容によっては数千万円〜数億円規模の費用がかかることもあります。
もし資金力が不足していると、
・工事が途中で止まる
・下請業者に支払いができない
・資材費が払えない
といった事態が生じるおそれがあります。
これは、発注者や関係者に大きな損害を与えます。
そのため、
・自己資本500万円以上などの財産的基礎
が求められています。
「カネ」の要件は、工事を最後までやり切るための最低限の体力を確認するものです。
■まとめ
建設業の許可には、①ヒト ②モノ ③カネ が必要です。
今回は、ヒト・モノ・カネというわかりやすい視点から、建設業許可の要件を解説しました。
ただし、それぞれの要件には細かいルールがあり、ここでつまずく方も少なくありません。
「自分が要件を満たしているか分からない」という方は、お気軽にご相談ください。
次回は、各要件の内容について詳しく解説します。
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